考え方

目の前の常識を疑ってみること

お勤めされている
業界での常識があると思います。

私はこの手の常識に関して
信用をしていません。

業界全体で勝手に作り上げている
思い込みの部分が少なからず
あるのではと感じています。

なぜなら常識とは逆の考え方や
行動をする方が、競争もしないですむし
うまくいくという「肌感覚」が
私にはあるからです。

例えば司法書士に関して言うと、
研修や実務をしていく中で同業からは
下記のような意見をよく聞きました。

・金融機関や不動産業者に営業をしても既に付き合いのある先生がいるから意味がない
・最初は仕事がないから会務や商工会議所に出席して顔を売ることが大事
・士業の先生にあいさつ回りをすることが大事
・登記件数は減っているから新しい業務や知識を身につけることが大事
・借換は飛込みの司法書士なんかに金融機関は普通頼まない
・開業1年目で数百件営業したけれど仕事にほとんど繋がらなかった、甘くないよ(某有名予備校講師の言葉)
・都内は司法書士が多いから田舎で開業した方がいい
・跡継ぎがいない事務所に入って事業承継するのが固い
・開業して初めて見積りを出すときに安くやらないと地場の不動産業者ネットワークで高いイメージが付いてしまう
・とりあえず後見で食いつなぐ

納得できるような意見もあれば、
中には本当にそうなのかなと
思うような意見もありました。

ただやっても意味がないということに関して、
掘り下げて話を聞いてみると、
明確な理由、根拠を説明をしてくれる人は
ほとんどいませんでした。

おそらく自身で実際に取り組んだことがないので説明ができなかったのだと思います。

もしくは、例えば営業に取り組んでみたけれど、取組み方としては名刺やチラシを持って挨拶回りをする、親しみやすさを演出する
といった感じでした。

営業のための知識を入れて、
マインド面での知識も入れて仮設を立てて検証をして、振返りをして、改善をして練度を高めていくといった
流れを取っている人は少なくとも私の回りではいなかったです。

実務の知識に関して経験豊富な方は
たくさんおられますが、
営業に関して、集客に関して研修でも実務においても話題に上がることはほとんどなかったです。

目の前の常識をそのまま鵜呑みにすることは、
それは大多数の意見なので
間違っていない方向に向かっているように思えて一見安心に思えますが

みんながそういった行動を取るということは必然的に競争率は高くなるし、
何より根本的に効率が悪い方向性だったら
きつくなります。

目の前にもっと良い道があるかもしれない。
誰もその部分に関する能力を伸ばすことに関心はなさそうだ、じゃあここを伸ばそうかと
私は思ったわけです。面白そうだから、ノリで学んでみようと思った面も大きかったですが。

具体的に私が学んだことは割愛しますが、
士業とは全く関係のない職種の方、
経営者の方と会ったり、
数ヶ月にわたっての指導を
何度も受けたりしました。
セールスについて学んだことは
ほんの一部です。

結果を出している方たちの考え方、
脳みそを覗かせてもらった感じです。

その過程で仕事とは一見なんの関係性も
ないようなことにもチャレンジしましたし、
いろんな本を読んだり、
成功者の考え方にも触れました。

考え方の一例を上げると

「自分が違和感を感じるものにこそ、自身が伸びる鍵がある」
「本能の逆をすると成功する」
「営業の本をよんでも営業の本質は学べない」

など当時は私もはてなでしたが、
今では確かにそうだなと腑に落ちています。

一見なんの関係性もないようなことにこそ、
自分の人生を引き上げてくれる、
ここの場面であれが役に立つのかということは往々にしてあります。

実務の勉強は
仕事に直結するのでみんなしています。

意味のなさそうなことに
どれだけエネルギーを費やせるかが一つの肝となってきます。
一見意味のなさそうなことだからこそ、
取り組む人が少ない。
だからこそやる価値があるのですが。

そこはもう成功への「肌感覚」の問題です。
これはわかってくれる人がいればいいと思い書きました。

本筋のまとめとしては

常識はある意味大多数の意見なので
競争に繋がりやすい。
少数派の考え方や行動をしていくことで
道が開ける場合もあるということです。

それでは!